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「首相、先の展開読まず」安易な連立合意あだに(読売新聞)

 国民新党の亀井代表が菅政権の発足からわずか3日後に金融・郵政改革相を辞任し、菅首相らの政権運営能力には早くも疑問符が付く結果となった。

 首相とすれば、政権発足に先立って交わした連立合意があだになった形で、安易な合意を批判する声も出ている。

 亀井氏は辞任後の11日夕、国民新党本部で記者団に、「両党の紙まで書いた約束がほごになった。民主党は猛省をせないかん」と不満をぶちまけた。そのうえで、「我々は政策を実行するために連立を組んでいる。難しいならさっさとお別れしますよ、本当に」と述べ、今後の民主党の出方次第で連立離脱もあり得るとほのめかした。

 連立合意は「現在国会で審議中の郵政改革法案については、速やかに成立を期す」という内容だった。4日に菅氏が民主党代表に選出された直後に、わずかな協議を行っただけで交わしたものだった。菅首相も政権発足直後は、「今国会で成立を期すと合意している。この合意に沿って全力を挙げる」と明言していた。連立合意には法案成立の時期が明記されていなかったが、首相は「国民新党との連立は大事にしなくてはならない」と周囲に語り、7月11日に想定していた参院選がずれ込むことになっても国会の会期を延長して法案成立を図る姿勢を示していた。

 しかし、菅内閣が高支持率を記録し、民主党への追い風が明らかになると、同党内では「速やかに参院選を行うべきだ」という声が急速に強まった。首相周辺からも「選挙の主役である参院議員が『7・11投開票』を譲らない以上、逆らえない」との声が出て、首相も姿勢を転換した。

 首相は仙谷官房長官や民主党の枝野幹事長に国民新党との調整を委ねた。しかし、鳩山政権では、同党とのパイプは小沢一郎前幹事長が一手に握っていたため、仙谷氏らは亀井氏の意向や動きを正確につかむこともできなかった。11日未明に亀井氏が閣僚辞任を発表した際にも、菅首相は滞在先のホテルで熟睡していたという。民主党では、「先の展開を読まずに連立合意をしたのが菅氏の失敗だった」という指摘が出ている。

 亀井氏側には、「党は連立にとどまって引き続き実利を得る。亀井氏は閣外に出て政局でのフリーハンドを確保した」という声がある。民主党では「亀井氏は今後、小沢氏と連携し、反『菅政権』色を強めていくのではないか」という見方も出ている。

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10万頭を殺処分、ワクチン完了…宮崎副知事(読売新聞)

 宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、河野俊嗣副知事は29日、発生農場で行っている殺処分の1日当たりの頭数が、これまでの3000~4000頭から8000頭に増え、対象の約15万5000頭のうち、10万頭の処分が終わったことを明らかにした。

 視察などで県庁を訪れた社民党の又市征治副党首に説明した。ワクチン接種がほぼ終了し、殺処分に人員を集中できるようになったためという。

 一方、県は29日、経過観察中の主力級種牛5頭について、28日採取の検体は、ウイルス検査で陰性だったと発表した。

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